経営五則
経営五則は、西部電機の経営思想、哲学です。
当社が社会貢献を果たすために、基本となる考え方や心構えを示し、意思決定の上での判断指針としています。
1 - 社是
「ゆるぎなき信頼が明日を拓く」
当社の社是は、昭和54年に当初「経営理念―ゆるぎなき信頼が明日を築く」として設定され、昭和60年に現在の形に変更されました。
この「ゆるぎなき信頼」にかけた願望と努力が、当社の発展の礎となっています。
その後平成元年に、企業存立の基本的精神としてこれを『社是』と改め、より具体的に明文化した以下の四則と併せ、現在の『経営五則』としました。
2 - 我々のロマン
「我々は技術の本質を謙虚に探索し
自然随順に即した応用で広く世界に貢献しよう」
謙虚と卑屈、誇りと傲慢は紙一重です。我々は好不況にかかわらず、ロマンを胸に、謙虚さと誇りをもって商品をつくり、お客様に接し、機械文明と自然が共存し得るとの信念で、広く世界に貢献することを宣誓しています。
3 - 経営基本方針
1.「超精密とメカトロメーション®」で 「味」がにじむ新製品を 先手先手と創り出そう
2.「CBS方式」に徹し 変化即応のズバリ提案 ピタリ納期で 顧客の信頼に応えよう
3.品質とコストは心の鏡だ 拡販の泉だ 品質とコストに誠意と執念を集中しよう
製品政策の基本は「超精密とメカトロメーション®」、営業方針は「CBS方式」、製造方針は、仕様を確保した上での「コストダウン」です。
これら3つの経営基本方針を、日常業務の中でより身近なものとして応用し、企業体質の強化を図っています。
※注1 メカトロメーション®:「メカトロニクス」と「人間の知恵」をフルに活用して、オートメーションを実現しようとする概念。
※注2
CBS方式:Cooperate(協力、共同作業)、Build-up(構築)&Service(サービス)。お客様の真のニーズを理解し、お客様と協同で良いシステムを創り出していこうという、まごころある技術思想をもって接する営業活動。
4 - 行動指針
1.現場現物・具体定量 ただちに分析 すぐに実行
2.インプットの苦あれば アウトプットの楽あり
3.木をみれば 枝を尋ね 森を想って 風土を探れ
開発・改善のスタートは「みる」ことにあります。さらに分析・伝承のためには記録が必要です。
点から線へ、線から面へと、システム思考も重要。これらの行動指針を業務遂行の基準としています。
5 - 3条件・3項目
『条件』
1.仕様は顧客ピタリの 現場現物・具体定量
2.図面は標準化、共通化、ユニット化
3.図面は原価計算の基礎
『項目』
1.現状原価の50%
2.現状部品点数の50%
3.現状リードタイムの30%
当社はお客様によって支えられており、会社の永続的な発展は、お客様の繁栄によってもたらされると考えます。
私たちがお客様のニーズに合った最適の商品・サービスを提供する。
その積み重ねによって、お客様の信頼を得ることができ、適正な利益をあげることができるのです。
自然随順
この陶版画は、奥入瀬渓流の四季をモチーフに『我々のロマン』として掲げるスローガンにある「自然随順」を表現しています。 作品は本社玄関フロアに展示され、お客様をお迎えしております。