大型スタッカクレーンで構造上の老朽化がすすみ、メンテナンス費用、安定した搬送品質に課題がありました。また、中央制御盤の老朽化もすすみ、更新必要になりました。
稼働しながらの既存スタッカクレーン解体と新設スタッカクレーン更新を実施しました。2台入れ替え工事、3週間という期間で実施致しました。安全面でも充分な配慮を行い、工期通りに工事完了しています。
【クレーン特徴】
・最新型スタッカクレーンでは、独自の制振制御機能を採用し、マスト振れ止め無しで安定した搬送を行っております。従来のクレーンに比べ停止時の振動が無くなりました。(機械構造への負荷大幅低減とサイクルタイム短縮が可能)
・ワイヤー式昇降機構を採用し、静粛性を確保しました。
・消費電力削減を目的として、高力率電源回生コンバーターを採用しました。巻上装置の下降動作時に発生する回生電力を活用して、消費電力を低減しました。
・上レール工事は、機械側の改造対応により従来のレールを使用致しました。
【工事特徴】
・屋根を開口する工事の場合、建築側工事のコストが高額になります。壁側の狭い開口(幅1M~2M)を使い搬入作業を安全に実施しました。